鬱状態だと診断されたのは高校生の頃
それは今も継続している。
卒業後は暫くアルバイトに従事し、
その後、正社員を目指して就職活動を行っていたが

心が折れた事で、就職活動をする気力が無くなり
日常生活でも「やる気」は枯れてしまった
そんな状態だった為、医師からは引き篭もり認定されていた。
ASD診断される
ある日の診察で、医師からこう言われた
「その根底にあるのは発達障害ではないか?」

寝耳に水だった。そもそも発達障害て何?
しかし、発達障害について説明を受ければ受けるほど
自分に当て嵌まる、覚えがある事に驚かされる。
「もし、はっきりさせたいと思うなら「うぇいす」を受けてみては?」
そして医師からそんなアドバイスを受けた。
「WAIS-IV知能検査」
通称「WAIS(ウェイス)」成人を対象とした知能検査。
認知能力を幅広く測定する事で、自分の得手不得手を確認する事が出来る
自分の得手不得手を知る事が出来れば
自分に合った職を見付けられるのでは?
研修期間で落とされる事も無くなるのでは?
そう思い、「WAIS」を受ける事にした。
検査を実施している場所を、病院で教えて貰いWebサイトから予約した。
後日、病院へ検査結果を提出
ASDは確定となった。
本屋で本を探す
ASDと分かった事で、治療内容に変更が入る事となった
これまでは、鬱状態のみに集中した治療方針だったが
根底が変わらなければ、鬱状態は何度でも再発してしまう
そこで、根底にあるASDの対策として
鬱状態を緩和させた上で
ASDについての知識と、各場面での対応を勉強していく事となった。

医師から、まずASDについて書かれた本を読んでみる事を勧められた。
ASDの特性や本人が出来る対処法が書かれた、
正に「ASDと歩む為の教科書」
早速、医者に勧められた本を探しに本屋へ向かった。
この時、私は初めて発達障害本取り扱いコーナーに足を踏み入れた。

本が沢山あった。
一口に発達障害と言っても、発達障害には種類があり
また本人の年齢もまちまち。
この本を手に取る対象は、本人か保護者か関係者か。
自分が知らなかっただけで、webをちょっと調べてみれば
近年、発達障害は注目されている事が分かる。
コーナーに並ぶ本のタイトルは、ざっと見た感じだと、
発達障害を持つ幼児の保護者向けの本が多いと感じた。
そして
成人してから発達障害だと判明した人向けの本もそれなりに数があった。
これからの目標を決める
本をパラパラめくると、
「なるほど、この場面ではこうすれば良かったのか」
そう感心する事ばかり書かれていました。
幼児期に特性が分かった人が羨ましい、
「自分はこういうタイプなんだ」「こんな時はこう対処すればいいんだ」
これを知った状態で生活出来るのだから、
何も知らず過ごす人よりも、
対処法を知っている人は生きやすいだろうなと思ってしまった。
私も学生の頃に対処法が分かっていれば、
あの場面でこう出来たのかな、など詮無い事を考えた。
さて、過ぎた事を悔やんでいても仕方ない
悔やんでも、どうしようもない。
私は今ASDと診断されたのです
そして今回、成人したASDの人を対象とした本を探しに来たのです

私の目標は「働いて、自分で稼ぐ」
「当たり前の「大人」になりたい」
一般雇用にせよ、障害雇用にせよ
働くには、まず就職活動をする必要がある。けれどもう、そんな気力がない
どうすれば良いのか
まず何から手を付ければいいのか
発達障害の為の就労を取り扱った書籍をぱらぱらと立ち読みしていると、
その中で気になる一文を見つけた
「就労移行支援」
持続的な就労に向けて、準備する・体験する・支援する障害福祉サービス
これ、いいのでは?
相談出来る相手がいて、職を探す前に、職を体験する事も出来る
自分に合っている職を見付ける事で、長く勤める事に繋がる
知らなかった
これ含め「就労支援」というサービスがあったのか
立ち読みしていた本を購入すべく、レジへ向かった。
該当ページを家でじっくり読んだ後、「今度、医者に相談してみよう」と決めた。
就労移行支援事業所に通所を決める
医師に就労移行支援を利用したいと考えている旨を伝えた所、
自分でサービスを見付けた事について褒められた。
やる気が無い状態から、行動を起こそうとする状態まで
回復した事が嬉しかったのだろう
その後は、病院が連携している事業所と行動範囲にある事業所
それぞれの見学説明会に参加し、通所を決めた。
就労移行支援事業所では、
通所を始めて暫くの間は就職活動再開の為の準備を行い
準備が出来たと判断されてから本格的な就職活動が始まった。


